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無敵遊戯(金烈、微エロ)

原作+2年後の設定です。
烈火 高校3年
薫 高校1年

カオリンがガッツリ攻めてます。しかも、結構変態っぽいです。←
苦手な方は御覧にならないことをお奨めします。
大丈夫な方は↓へどうぞ。

















あぁ、スースーする。
いや、ブラブラする。
何がって、下半身のアレがだ。何でこんな爽やかな…それもこれから一週間が始まるって言う月曜の朝に、……ノーパンで歩かなきゃいけねぇんだ。
見掛けは至って普通の制服姿。
だけど、今この瞬間、ズボンの下は真っ裸だ。
はっきり言って不安。いや、超不安。
スカートみたいに捲れる事は無ぇから誰に見られる訳でも無いんだけど、ぶら下がったアレが収まる場所も無く揺れてる感覚は非常に頼り無い。
で、何で俺がこんな変態まっしぐらな状態でいるのかと言うと。


「おっはよー!烈火兄ちゃーん!」

「ぎゃわっ!!」


今年から同じ高校に通うことになった、二歳年下の弟・薫の仕業だったりする。


「尻を掴むな!尻を!」

「えー、何で?もしかして感じちゃった?」

「アホか!!」


挨拶ついでに背後から尻を鷲掴みやがった薫に怒鳴り付けるが、喧しい俺達への周囲の視線は生温い。
俺より先に登校してる癖に、何故かいつも校門の近くで待ち構えてる薫と俺の朝のやり取りは、最早定番と化しつつある。クラスメイト曰く、「微笑ましい兄弟のじゃれ合い」らしいが……本当にそうだったら苦労しねぇ。

二年前の火影だの麗だのの一連のゴタゴタが切っ掛けで俺の家に住むようになって、騒動が終わってからは弟になった薫。小さくて生意気で、だけど頼れる仲間で家族。
未だ同年代の平均よりは低いものの、この二年で大分背を伸ばしたこの弟は、高校に入学した当日、あろうことか……俺に所謂『告白』と言う奴をしてきたのだ。
いや、そこまでならまだ良いんだ。男同士だとか言う問題はあるにせよ、薫が誰を好きになるかは――その相手が例え俺でも――薫の自由だし、俺がとやかく言える事じゃない。

……んだけど。
それ以来、俺に対するセクハラ行為を働くようになったのだ。
そのセクハラも、初めはスキンシップ程度だったものが徐々にエスカレートしてきて、最近では舐められたり、扱かれたり、吸われたり、突っ込まれたり、まぁ…色々口には出せない事をされまくっている。(何をとか何処をとか聞いちゃいけない)
しかも、逃げるに逃げられない絶妙のシチュエーション作って襲ってくる上に、上目遣いだ何だとこっちが思わず折れたくなるような仕草をするから、まぁ……要するに連戦連敗してる訳だ。(どうせ俺も薫に弱いよ。甘々だよ、畜生!)


「ふふ、顔ひきつってるよ、兄ちゃん。」

「ばっ!そ、そこは触んじゃねぇ!」


ズボンから出してるシャツの裾で隠れて分かりにくいだろうけど、尻の割れ目の奥を撫でられて思わず肩が跳ねる。咄嗟に腕を振ったが、本気じゃないから当然当たらない。


「ぷぷぷ、烈火兄ちゃん、前屈み〜♪」

「ぶっっ飛ばすぞテメェ!!」


拳を作って威嚇しながら、漸く辿り着いた校舎に入る。靴を履き替え、さぁ教室に行くかと廊下に出かけた所で、「とぅっ!」と言う掛け声と共に背中にズシッと重みがかかる。


「……おいコラ、カオリン。」

「途中まで一緒に行こーよ。」

「背中に乗っかる必要は無…っ?!」


文句を言いつつ、一回り小さい身体を背負ったまま歩き始めた瞬間、首にしがみついてる腕の片方が胸まで伸びて来て、シャツの上から乳首を摘ままれた。そのままグリグリと指で弄られる。


「ちょっ、薫…!」

「静かにしてないと皆に見られちゃうよ?」

「…っ!」


抗議をしようとしたが、耳元で囁かれた薫の言葉で口をつぐんだ。慌てて周囲に視線を配り、特に誰にも注目されていない事を確認し、息を吐く。
とは言え、いつまでも薫がこの程度のお触りで済ませるとも限らねぇし、そうなれば声を我慢してられる自信も無いので、急いで柱と下駄箱の陰に移動した。


「やだなぁ、烈火兄ちゃんってば。こんな所に隠れるなんて、誘ってるの?」

「アホか!つか、さっさと降りやがれ!」

「んー、どうしよっかなぁ…。」

「あっ…や、ちょっ…!」


漸く小声で文句を言えたが、薫は全く取り合わない。どころか、今度は両方の乳首を弄られ、声を抑えるのに精一杯になってしまった。


「……固くなってきたね。烈火兄ちゃん、かーわいい。」

「ぁ、はっ…か、おる…やめ…っ!」

「直に触ってあげよっか?第三ボタンまで開けてるなんて、触られたいとしか思えないもんね。」

「違っ!…あっ…や…手ぇ、抜けっ…!」


開いたシャツの胸元から薫の手が侵入してきて、直接胸の突起を刺激し始めた。薫の体重と強くなった刺激に膝から力が抜け、遂に柱にすがりながら床に座り込んでしまう。後ろから覆い被さる形になって動きやすくなったのか、耳の中に薫の舌が差し入れられた。


「ひっ…!あ、ぁ…もっ…やめっ…」


グチュグチュ響く水音に一気に恥ずかしさが込み上げてくる。っていうか、ヤバい。柱の陰ったって、覗き込まれたら簡単に見付かっちまうような場所なのに、こんな…!
今や完全に熱を持ってしまった股間の物に、ズボンに染みが出来てないか心配になりつつ、とにかく見付からないようにと必死で声を殺す。

と、その時、スピーカーから校舎中にチャイムの音が鳴り響いた。予鈴だ。


「ね、烈火兄ちゃん?」

「…んだよっ…!」

「昼休みに特別棟三階のトイレに来てね。……続き、して欲しいでしょ?」

「っ…誰が…!」

「んじゃー、お先っ!烈火兄ちゃんも遅刻しないようにねっ。」

「ちょっ、薫!」


それだけ言うと薫は身を翻して、軽やかに一年の教室へ上がって行ってしまった。
つーかよ、遅刻するなも何も、この状態でどうやって教室に行けってんだよ…!


「あ、あんのエロガキっ…!絶っ対ぇ昼休み行かねぇかんなー!!」


何て言いつつ、いつの間にやら俺の鞄の中に入れられてた薫の弁当箱を持って、俺は結局薫に会いに行ってしまうのだった。



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