スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

初めに

はじめまして、トキです。
二次元には割と最近帰ってきました。

取り扱いはダイヤのAとエリアの騎士です。
ダイヤは御幸受けで頭がいっぱい。
エリアはなんか色々好きです。
詳しくは下へ。↓


まずサイト閲覧にいたってのルールですが…口煩く言いません。
一般良識内でお願いします。
さらしあらし、パクりなど見つけられた方はご一報頂ければ幸いです。
コメントなどの声掛けは泣くほど喜びます!
ぜひ仲良くしてください!

リンク等についてもお気軽に連絡頂ければ、と。



(多分)一番大事なこと。
両方の作品とも漫画が手元にないのです。
なんで、あちこち捏造万歳というのをご理解ください。なにとぞ!
しかしよくサイト作る気になったな、ほんと。



簡単な自己紹介。

トキ。
似たような名前で色々やってます。
一応女の部類です。
年齢は18禁どんとこい、とだけ。


(ダイヤ)
御幸に目が行って仕方ないのですが、降谷や春市も大好きです。
みゆ受け以外だと、沢降や亮春とかも好きです。

(エリア)
レオが作中ではナンバーワンの好きキャラです!が、カプで書けそうに全くない。切ない。
むちゃくちゃ美人さんですよね!
とはいえ飛鳥さん、薫くんも好きです!
浮気性!

お知らせ(3/17更新)

拍手文のリクエスト企画にご参加下さった二名様、本当にありがとうございました!
今回のリクエストは締め切らせていただきます。
リクエストをくださった方へのコメントは更新時にお返ししようと考えております。

しばらく放置してしまっているサイトですが、4月を目処に復帰できればと思います。

優先順位(鷹傑)

恋人が俺を頼って泣き付いてくるのは、まあいい。
頼りにされて悪い気はしねぇし、弱い部分を見せられる相手として俺を選んでくれてるのは嬉しい限りだ。
ただその泣き付いてくる理由にはどうにも納得がいかないだけで。

「俺も駆も練習のない日ができたら二人で遊びにいこうって話してたから、色々考えてたんスよ」
「……はぁ、」
「なのに昨日になって「ごめん、祐介と出かけるって約束しちゃった」ですよ?」

今朝になっていきなり今日空いてますか、と連絡してきたひとつ下の恋人はいきなり泣き言から話題を始めた。
要約すると楽しみにしていた弟との約束をドタキャンされた、ということらしい。

ピッチの上では動揺することも滅多にない逢沢傑のこんな姿を見ることが出来るのは中々に貴重な気もするが内心は酷く複雑だ。
というのも、俺もコイツも空いてる日もまた数少ないのにそういう日を見計らって誘っても大概は弟を理由に断られるからである。
そもそも今日だって本来はようやく約束を取り付けたが「やっぱりナシにしてください」と断られていたのだ。
なのに当日の朝に会えないかと言われれば、こうして他の予定を蹴ってしまうのだから、なんだかやりきれない。

「この、ブラコンめ」
「え、なにか言いました?」
「……なんでもねーよ」

うっかり、いつも心で呟いていた言葉を口にしてしまった。
傑が異常なまでに弟思いという事は(綺麗に言ってやると、だ)それなりに親しい人間の中ではそこそこ知れ渡った事実だ。
最初こそ驚いたが、あまりにも揺るぎないその姿勢はこちらが折れる方が簡単だった。
そしてそれを知っていて尚、こうして付き合ってるのだから我ながらどうしようもない。

「それで、今日は弟とどこに行くつもりだったんだ?」
「駆が雑誌見ながら欲しいなって言ってたヤツが売ってる店に行って、その近くで駆の好きな料理の専門店があって評判もいいみたいだからそこで……」

自分から振っておいてなんだが、真面目に聞くのも馬鹿らしくなってくるが、それでも適度な相鎚は怠れない。
いや、多分、自分の立てたプランを話すに夢中な傑は相鎚の有無にさえきっと気付いていない。

一通り語らせた後は気晴らしにサッカー、と以前と同じ展開が脳裏に浮かんだ。
これじゃあ練習のある日と変わらないが、まあいいかとそっとため息をついた。

★虹

僕の名前はゼブラ(倉→御/ダイヤ)

滝のような雨が窓を叩く日の夜、御幸が消灯された食堂の片隅にずぶ濡れのまま座っていた。
「また駄目だったのかよ」
「うっせ」
表と裏、発言と本音のコントロールが肝心な時に裏目る友人は自嘲する。
好かれたいのなら素直になればいいだけだとは俺みたいな人間をもう増やしたくないから言えなかった。



フリージア(クリ御/ダイヤ)

憧憬の念のこもった汚れなどまったくないような真っ直ぐな瞳だった。次の瞬間にはへらりとあどけなさのある顔で笑う。
その表情の違和感にふとこの子の心の内は傷つきやすいのだろうと思わされた。
無邪気に野球について尋ねてくる姿と相まって、そんな矛盾がひどく気を引いた。それが俺たちのはじまり。



肉眼で見てください(倉御/ダイヤ)

「案外子供っぽいよな」
いつになく頬を撫でる手のひらが優しくて悲しくなった。普段はそんなことされないのに。
重なる顔と顔の間には互いを遮るガラスは、ない。倉持を近くに感じるれど、拭えない心細さは自分に自信がないせい。
「お前のこんな顔、皆知らねえんだろーな」
なんでそんなに嬉しそうなんだよ。



chu!(駆レオ/エリア)

待ち合わせ場所、別れ際、さらには会話の合間にさえレオは気軽にキスをする。
外国では当たり前の挨拶とは聞くけれど、されてばかりは少し情けなくて、今日は不意討ちで俺からキスをした。
あまりのぎこちないそれに、すぐに後悔する。けれどこっちを見る顔の方が、俺より赤くて。
そんな顔、しないでよ!



絶望したことを悟られないように僕はまだ笑っている(高薫/エリア)

二人きりの帰り道。高瀬に好きだと告げられて、さっきまでの雑談で盛り上がっていた心は急激に冷えていった。
恋心なんて僕はまだ知らない。でもきっと友情で繋がる仲よりもずっと脆いものに違いないから。
ゆっくりと頷いてにっこりと笑う。
いつかくる別れへともう僕たちは動きだしたのが分かるから。



嘘なんだよね、知ってた?(沢御/ダイヤ)

おれ、せんぱいがすきなんです。せんぱいがきらいでも、おれは、おれは。
えぐえぐ、とまるで幼い子供のように感情を真っ直ぐに剥き出して沢村が泣いている。
謎の展開に一瞬惚けてしまったが少し考えて原因にすぐに思い至った。そっかー、聞こえてたのかぁ。
なあ。今日はしがつ、ついたち、なんだぜ。



何故こんなに苦しいのかしら(リキ←レオ/エリア)

「意外と繊細なんだな」
「意外って、なに」
無意識についた溜め息にコメントされるくらいには最近は珍しい事じゃなかった。
リッキーはどうやら慣れない環境のせいだと思っているらしい。けれどこれはいつになっても慣れることはない苦しみ。サッカーでだってこんなに苦しかったことはない。



題:酸素「虹」

★空五倍子

殴ればいいじゃない(沢御/ダイヤ)

かっとなって手をあげてしまった。
そりゃあ最近クリス先輩に懐き過ぎだとか他にも色々気に入らない事が多かったんだけど、でもやってはいけない事なのに。
沢村が先輩も人の子なんスね、と笑う。その普段は見ないようなしたり顔にもしやという思いが頭を過る。
仔犬のようだとばかり思っていたがとんだ間違いだったらしい。



失望届(鳴御/ダイヤ)

いつか、「一也じゃダメみたい。」そんな事を言われやしないかと恐れていた。
キャッチャーとして生きてゆきたいけれど、鳴に否定されてはモチベーションを保っていられない。
だから自分のために、保身のために。俺は鳴を置いていく道を選ぶ。逃げているだけだと分かっていても、鳴のように強くはなれない。



生きて、いたい(傑荒/エリア)

死んだと聞いた時、俺も今すぐに消えてしまいたいと思った。喧嘩別れをしたまま、もう二度と会えない。
ひどく悲しく、寂しかった。ひたすら泣いて悔やんで、傑の気持ちを思った。
彼にできなかった事のために生きたい、そう思えるようになるにはまだ彼の死は受け入れる事はできなかった。



矢印とは逆方向(倉御/ダイヤ)

人には言えぬ恋の悩み。俺の場合は相手が男って時点でこれにまつわる全ての葛藤は黙秘せざるをえなかった。
とはいえ今は叶わなくてただ想ってさえいれたらと思えた。
なのに腹を決めた途端に御幸はそれまで以上に親しげに接してくるようになり、挙句、「お前みたいなヤツを親友って言うんだろうな」ときた。
それはそれで複雑なんだよ!



かえらぬ(鳴御/ダイヤ)

「もう俺とはやり直せない?」
「鳴、お前しつこい」
「一也のけち!」
「けち、って……」
先に手を離してしまったのは俺だったけどその一度が一也には裏切らで、許せないものだったのだろう。二人とも新しい居場所を見つけ、そしてそのどちらも互いが入ってゆける場所ではないのだ。
そんな事、分かってるよ。



3つ数えるうちに消えてね(御幸/ダイヤ)

ふと泣き声が聞こえた気がした。中学生の頃の自分だ。
あからさまな先輩のいじめ。精神は磨耗しそれでも野球をあそこでやりたかった。なのに明け透けにしか物を言わない。
今はもうあの頃とは違うから涙は出さない。もうひたすら耐えるしかない子どもじゃない。
だから早く消えろって。



題:酸素「空五倍子」
前の記事へ 次の記事へ