海月

    目が覚めるまで 青い灯をつける
    寒すぎてベッドの中 うねる
    やわらかい 生き物

    目を閉じて 瞼の中疼き出す
    広がる景色僕の身体 透明
    ゆらいでる 波につれ

    視界埋めて 浮かんで見えるのは
    塵々の プランクトンの群れ
    頭の上 差す光は
    赤を除いた青い 青い太陽光

    上も下もない 深過ぎる真ん中
    気持ちよくて冷たい 水中?
    僕は一体 ナニモノ

    沈められた 割れた鏡に映る
    白くて鈍色 目は無いみたい
    それでも 見えてる姿
    どこか水槽で見た 青に浮かぶ白

    視界埋めて 浮かんで見えるのは
    塵々の プランクトンの群れ
    頭の上 差す光は
    赤を除いた青い 青い太陽光

    そういえば 周りすり抜けてくのは
    光る身体 揺らし泳ぐ魚
    呼吸が もう苦しくなる
    そんなことはない 僕は海月




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