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はじめに

はじめに

こちらはヴァンパイア騎士の非公式二次小説サイト『みとこんどりあ』です。管理人runaのもと運営しております。

傾向としては零優中心。もしかしたら、零零などBL要素を含む作品や、R18要素の作品があるかも知れないです。その場合の観閲はご注意下さい。これらの要素を含む作品ができた場合は必ず注意事項をご確認下さい。自己責任となります。

管理人気まぐれのため、亀亀亀更新となります。

駄作ですが著作権があります。パクりなどはやめて下さい。ネットマナーを守りごゆるりとお楽しみ下さい。


管理人:runa

企画→零優まつり!
.

ねたがうかばない

ほんとやるやる詐欺申し訳ないです・・・!
こうなったらと思いまして、零優のみになりますがリクエスト募集しようかなと思います。

@PN
A零優でシリアス・甘・エロ・その他なにか

登場人物で、一縷くんや理事長など勝手にだす可能性がありますが、基本零優でお話をかきます。募集期間は決めてないですがリハビリがてらでかくためリクエストに沿っているかもわからないです。
もし、なにかこんなも書いてほしいというものがあれば是非、私にネタをください。詰まってます。もちろん零優の番外編ストーリーのその後とかでも全然ありなので気軽に拍手から送っていただいたいなと思います。
毎回、皆様を振り回してしまい、申し訳ないです・・・><

永遠なんて言葉はないのに

私たちの距離は近くて遠い
手を伸ばせばそこにいるのに。届かない。


***

惜別を惜しむ時間などないくらいにヴァンパイアの私とハンターはお互いの立場のまま動きだした。

そんな矢先に彼との利害一致により彼の血を呑む機会があった。愛という感情とかではなく、あくまでもお互いの立場のための吸血。

枢が行方不明になってから私は先が見えない闇の中、純血の姫として生きなければならなくなった。

そんな中で彼の血を呑むことが、私の感情を揺さぶることとも知らず。ただ貪欲に 言葉の通りヴァンパイアという獣として彼の血を呑む。

彼の銀色の髪が生臭い血の匂いに微かに汚れた。血の匂いは私の嗅覚に甘美であり、少し己の立場を忘れさせるものであって。
我に返ったとき、銀色のハンターの血色は更に悪くなっていた。なのに止められない。

その血が私に流れて初めて彼の感情を知る私は目を見開いた。
甘くて切ない。

何故だろう。

涙が溢れた。

私は口元に残った彼の血を拭うとゆっくり話す。

「ありがとう。零。私もう迷わないよ。」

苦しそうに患部に手を当てた零は私を寂しそうな睨みで見つめた。

「…っ…」

「私はこれからも零と対立すると思う。だけど邪魔したら容赦しない。たとえ零であっても」
「俺も同じだ…ヴァンパイア…っ」


その時、私は極上の嘘の笑顔で微笑んだ。そして、彼に背を向けて再び歩きだした。

このヴァンパイアと人間の戦いが終わった先に私たちが一緒になれる未来がないのはわかっている。

どんなに足掻いても彼と共に歩む未来はないだろう。

だからお願い零。

私が死ぬときは、あなたにいて欲しい。
好きなんて言葉はいらない。あなたから貰った最初で最後のキスの温もりで私を抱きしめて欲しい。

生まれ変わったら私はあなたの側で本当の笑顔で笑いたい。叶うはずない夢を心にしまって。

涙が滲む瞳を拭い空を仰いだ。

fin
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突然の出会い

注意。パロディとなってます。優姫はお姫様で零は優姫に尽くす騎士みたいな…

パロディ苦手な方はバック!おkな方はどぞ!




*******


小さくトクントクンと波打つ脈。火照る頬。

この話は報わない恋の話。

広々とした王宮に寂しそうに俯く黒髪の少女。彼女の名前は優姫。

優しいお姫様。国中の人々はみんな彼女の優しさを慕っていた。身分制度を廃止すべく優姫は動いていた。
貧しい奴隷を売る人身商売や、女性や少女の売春はどの時代にもあることで。汚れなき姫は心を痛めていた。どうにか奴隷を解放させたいと考えていた優姫はお父様である王に秘密で王宮を抜け出した。
ボディーガードは二人。一国の姫と悟られないようにと顔をフードで覆う。
最近、新調したばかりの羽織りは桃色で彼女の可愛らしいさを引き立たせた。

***

奴隷の刻印を腕に受けた子供たちを優姫は保護するため、せりにでていた。ほとんどを今日も引き取ることができたが、まだまだ足りない。無力さで涙が溢れた。


「…ころせよ…」微かに聞こえた声の主に優姫は振り返る。ボディーガードたちが無礼者とひざまずかせていたが、噛みつくような鋭い眼光。銀色にたなびく髪。殺気だった表情。

優姫はその少年に言いようもない何かを感じた。まるで惹きつけられる引力みたいなものを感じた。

「あなたの名前は?」

優姫の問いに零は唇を噛んだまま睨みつけたまま。

「無礼者!姫様の質問に答えろ!」

みぞうちを蹴られた零はそのまま倒れこむ。しかし睨みつけた瞳は優姫に向けられたまま。

優姫は零の側に寄るや否や、手を差し伸べた。

「あなたを助けたいの」

刃向かうように零は優姫の睨みつけて重い唇を開いた。

「王族はみんなそうだ!!俺たち奴隷を助けようとして苦しめるだけで、良いことしたように振る舞う!貴様も同じだ!!」

可哀想で 不憫で
優姫は涙がこぼれ落ちた。

その姿が
あまりにも綺麗で零は目を見開いたまま硬直した。

零を混乱させたのはそれだけでない。
優姫に抱きしめられる自身にも驚いた。知らない感覚に心が震える。

もうすでに俺は恋に落ちていた。のかも知れない。fin
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目線の先には、

いつも。あなたの目線の先には彼女がいた。


黒主学園にはデイクラスとナイトクラスが存在する。デイクラスには美男美女がいる。群を抜いた美貌の持ち主、玖蘭枢。

でも私は興味がなくなった。

正確に言うと私、撫子は恋を知ってしまった。こっそりナイトクラスを見に行って、塀から落ちる身体を受け止めてくれた錐生零。

彼は密かにデイクラスで人気があった。常に苦虫を噛んだように眉間にシワを寄せて冷たいオーラを放っていた。

しかし 彼が私を受け止めてくれた時に気づいたのだ。この人はとても優しい人だって。私は彼の腕のたくましさに、感じたことのない胸の鼓動と火照る頬の熱に気づいた。

ああ
恋に落ちた


******


気づいたら錐生零を見つめていた私がいた。彼はいつも授業中寝ている。


どんな夢をみているのかな
その夢には少しでも私はでてくるかな

そんなこと考えていたら自分の目線の先の人物に先生から指名された。

彼は数学が得意。

どんなに難しい問題もいとも容易く答えてしまう。そんな彼を見ていたら目線の先には彼の目線の先が見えた。


黒主優姫

理事長の娘だった。錐生くんと唯一渡りあえるという鉄の女って噂を聞いたことがあった。

ああ
彼は黒主さんが好きなのね。

愛しそうに、時に、私さえも切なくなるくらいギュッと胸が締め付けられちゃう瞳で彼女を見つめて。

もう私に勝ち目なんてないって思ってしまうじゃない。

でも私は勇気を振り絞って、聖ショコラルデーの計画を練るのだった。


続く

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