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黴の生えた黒乃が現れた!



お久しぶりです。
黒乃とおぼしきものです。
黴の生えた饅頭みたいなものです。
長期に渡る放置、申し訳ありません。
多分生きてます。

日々、ユーリ妄想は続けていますが、文章に出来ませぬ。
いつになったら、脳みその中身が勝手に文章や絵になる機械が開発されるのでしょうか。

どうやら、まだこのサイトに訪れてくれる天使はいらっしゃるようで、嬉しいやら申し訳ないやらです。
本当にありがとうございます( ;∀;)

なかなか長文を書く余裕がないのですが、短文だけでも投下出来ればな、と思っています。
会話文ってどうなんだろ?
需要あるのかしら?
自分が地の文書くのが結構好きなので、あんまり会話文って書いてないですけど(´・ω・`)
あと、ブログサイトで細々したもの投下すると見辛いかなと。
たまーに、自分のサイト見に行くと見にくいことこの上ないのですよね。
今更ながらにちゃんとしたサイト作ろうかなとか考えます。考えるだけなので実行はしません。


そんな下らない事を考えながら、黒乃は日々を過ごしております。
この間、迷子の放送で5才のユーリ君が保護者を待っておりました。
ちゃんとお手て繋いでおけよ、おっさん。


それでは、出来たら次は文章でお会いできますように。


時代の波に乗った黒乃。+コメレス


スマホデビューしたよぉぉぉ!!!
打ちにくいよぉぉぉ!!!

こんばんは、黒乃です。
スマホに変わってから一週間程経ったのですが、文字打ちに一向に慣れません。
今まで、小説はほとんど携帯で書いていたので、この打ちにくさは死活問題です。
只でさえ遅い筆が更に遅くなる!

ちなみに、初めてスマホから投稿しますよ!

気が付いたらもうすぐ5万打なのですが、未だに4万打のリクを消化していないという体たらくなので、華麗にスルーします。
考えすぎて、いいネタが、思い浮かばないんだ……(´・ω・`)

一年経つ前には書ききりたいです。
……願望です。


追記でコメレスです。
ぱちぱちありがとうございます(*^_^*)


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注文の無い料理店 menu.3(Y中心RaY気味)




地味にシリーズ化。
単発で読んでも問題ありませんが、シリーズを通して読むとより良い効果が得られます(?)
注文の無い料理店.1
注文の無い料理店.2
注文の無い料理店.0




******





いつか遠い未来かも知れない場所で
出逢える日を待っていたよ
たとえ君が僕を覚えていなくとも
その時には笑顔でいられるように





町外れの小さな公園で、少年が鳩に向かって叫んでいた。
意味の無い声で、心を吐き出すように叫んでいた。

シーソーの端に立って叫ぶ少年を、蓬髪の男は見ていた。




注文の無い料理店


menu.3

〜トマトケチャップのオムライス〜





喉が枯れて声が掠れて、少年はようやく叫ぶのを止めるとシーソーの上でしゃがみ込んだ。
溢れる涙が頬に落ちる前に、トレーナーの袖で乱暴に拭う。
簡単に泣くんじゃない、男なんだから。
そう叱咤する幼なじみを思い浮かべて自分を奮い立たせようとするが、溢れる涙は一向に止まらない。


どうすればいいんだろう。
ボクはどうすればいいんだろう。


どうしようもない感情を唸り声に変えて、枯れた喉から絞り出した。
ひりひりと喉は痛む。
唾液も出ない程に、口の中はからからだ。
溢れる涙を拭うのが追い付かず、しまいには立てた膝に顔を埋めた。
小さく縮こまり、耳を塞ぐ。

荒れる呼吸を抑えて、少年は世界を遮断したかった。

どれくらいそうしていただろう。
多分、数分の事だったと思う。

ぎし、と音を立ててシーソーが揺れた。
そのまま、少年を乗せたシーソーが持ち上がる。

驚き、後ろにひっくり返りそうになる体を支えて振り返ると、反対側の端に猫背の後ろ姿が座っていた。

誰だろう?
少年は考えた。

普通、人が座ってるシーソーに敢えて座る人なんているだろうか。
子供が遊びに誘うならまだしも、その男はまるで、ベンチがそこに在ったから、と言う体で座っている。

警官かな。
少年は考えた。

まだ子供は学校にいる時間だ。
補導されるかも知れない。
少年は少し身構えたが、よくよくその後ろ姿を見て考え直した。

少し着崩された白いシャツ。
黒いズボンに、長めの腰巻きエプロンを付けている。
目を引くのは無造作に括られた髪の毛だ。
鳥の巣のように方々に跳ねている。

多分、自分よりも彼の方が不審者に近い。

誰だろう。
少年はまた考えた。

少年が気にしているのを知ってか知らずか、男は素知らぬ態度で空を眺めている。
釣られて見上げた空は憎らしい程に青い。
止まっていた涙が、またじわりと滲んできた。

「なぁ、少年や。金星ってどっち?」

ふいに猫背の後ろ姿が喋った。

「……は?」

その言葉がとっさに理解出来ず、少年は呆けた声を出した。
男は片手で低くなった日差しを遮り、空を見ている。

「お前さんになら見えるんじゃないかと思って」

妙に親しげに、男は言った。
しかし、宵の明星が見えるにしても、まだ時間が早すぎる。

「……見えないよ。昼間に星なんか見える訳ないよ」

「そっかー」

さして残念でも無い風に男は言った。
傍らに置いていたスーパーの白いビニール袋を持ち、男が立った。
同時に少年の座っていた側がガクンと下がる。
あっ、と思って少年はシーソーから飛び降りた。

「よぉ、少年」

いつの間にか目の前に来ていた男を見上げて、少年は思った。
何かこの人胡散臭いや、と。


「……知らない人についてっちゃいけないって言われてる」

「いーから、いーから」

男に手を引かれた少年は困ったように言うが、男は楽しそうに笑いながら足を早めた。
公園から数分歩き、着いた先は小さなカフェのようなレストランだった。

小さめの扉を男が開くと、ふわりと良い香りが漂った。
男の背中で店内は見えないが、こぢんまりとした清潔な様子が窺える。

「ただいま!」

店の奥に掛けられた男の声に、間髪入れず、遅い、と文句が返ってきた。

「玉ねぎ一袋買うのに何分掛かってんだ」

落ち着いた低めの声が静かに非難したが、男はひらひらと手を振った。

「ごめんってー。お客さん連れてきたから許して」

え、と少年は目を剥いた。

「ボ、ボク、お金持って無いよ!」

「大丈夫よ。今日はおっさんの奢りね」

ウインクをした男に背を押され、少年は店内に入った。
外見から想像したよりも店内は狭かった。
厨房と思しきドアの前に一人の青年が立っている。
怒っていた顔は、少年と目が合い、僅かに目が見開かれた。
眠たげな猫が何かに驚いたような、そんな感じだった。

白い調理服を着た青年はこの店のシェフだろうか。
微妙な間に考えた少年は所在無げに頭を下げた。

「えっと、こんにちは……」

「……好きな所に座れ」

くるりと背を向けて青年は厨房に入った。
後ろで一つに括った黒髪が翻るのを少年は見送った。

「悩んでる時は美味しいもの食べるのが一番よ。てな訳で、今日のメニューはオムライスね」

「え?何でオムライス?」

「好きでしょ?」

「好きだけど……」

オムライスなんて子供っぽい、とは言えず、オムライスが本当に好物だとは尚更言えなかった。

暫くしてテーブルに並んだのは3人分のオムライスだった。

「いやー、お昼ご飯まだだったのよねー。あ、でもまかないって訳じゃないから安心してね」

カトラリーレストにスプーンを置きながら、男は屈託無く笑った。

「お前には玉ねぎ抜きな」

言いながら青年は、一見すると他と変わらないオムライスを床に置いた。
前にはいつの間にか青い子犬が座っている。
子犬はちらりと少年を見て、また視線をオムライスに戻した。
うずうずと小さな体躯が揺れている。
早く食べたいのを我慢しているようだ。

「ほい、ケチャップ。何描く?星?ハート?」

「え?」

「オムライスって言ったらケチャップでお絵かきでしょ。うちのお手製ケチャップ美味しいわよー。好きなだけ掛けな」

「……うん」

赤いケチャップがたっぷりと入ったプラスチック容器を受け取り、少年はしばし思案した。

今より幼い頃は、喜んで色々書いていた気がする。
書くことに夢中で皿中がケチャップだらけになり、怒られたりもした。

今はもう、怒ってくれるような人もいないけど、好きに描いても良いのかな。

少年は視線を下ろして、飼い主からの良しの号令を待つ子犬を見やった。


「おぉー」

横から覗き込んだ男が感嘆の声を上げる。
少年のオムライスには、ちょこんと座る子犬の姿が描かれていた。
細部の特徴を捉え、今にも土台のオムライスに食らいつきそうだ。

「上手いもんねー。将来は絵描きさん?」

男の率直な誉め言葉に照れて、少年ははにかんで頭を掻いた。

「絵描きなんて、そんなの無理だよ。なれっこないよ」

「願いは持ち続ければいつか叶うものよ。おっさんは何描こっかなー」

子供のようにグリグリとケチャップで殴り書き、出来に満足したらしい男は、青年とケチャップ画を見比べて、似てる!超そっくり!(どうやら青年を描いたつもりらしい)と騒いでいたが、少年には何が描いてあるのかまるで分からなかった。

「いただきます」

3人で手を合わせ(同時に足元で子犬が吠えた)、少年はスプーンをオムライスに差し入れた。

ライスを巻いているのは綺麗な黄色の薄焼き卵。
ケチャップの酸味が丁度良いアクセントになっている。

「どう?おいしい?」

それは、あまりにも懐かしい味で、頭の中の靄が一息に晴れていった。

「おいしい。おいしい、よ」

懐かしくって、悲しくって、嬉しくって、おいしいよ。
枯れたと思った涙が頬を伝ったが、さっきまでのそれとは、温度が違っていた。



なにやら吹っ切れた様子の少年を見送り、男と青年は食後のコーヒーを淹れた。
腹が満たされた子犬は定位置である隅のクッションで丸まっている。

平日の昼間は暇だしと、片付けを後回しにして男は朗々と笑う。

「いやー、見たかったのよねー」

「何が?」

「少年のケチャップアート」

ああと、青年は少し笑んで頷いた。
あの時も器用にラピードとゴーレムを描いた事を思い出しながら。




...RISTORANTE Vesperia...

ただいま、お昼の休憩中です

午後の営業はもうしばらくお待ち下さい






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いつかのパーティーライフ!(ユーリ中心)




設定だけは楽しく作ったパーティーライフ!の小話を発掘しました。
結局ユーリはリタとカロルを引き取って子煩悩になる予定でした。




*****





天気の良い日の昼下がり、ユーリは左右にリタとカロルを抱きかかえてソファーで船を漕いでいた。
2人に昼寝をさせるつもりが、日頃の疲れからかユーリも一緒に眠ってしまったのである。
緩やかな日が当たり、3人は仲良く夢の世界…とは上手くいかないもので、昼寝を始めて30分も経たないうちに、自宅の電話が鳴り響いた。

ユーリは寝呆けた頭で、ズボンのポケットから携帯電話を取り出し、耳に当てた。

「……はい、もしもし」

勿論、通話などできていない。
鳴っているのは自宅に引いた電話の方だ。

「ユーリ、いえでんのほう」

「あ……?」

ぼんやりと首を傾げながら携帯を見つめるユーリを見て、リタはソファーから飛び降りるとローテーブルに置いてある子機に走った。

「もしもし、ローウェルです」

慣れた様子で電話対応をするリタにユーリは感慨深げに笑った。
最早、父親気分だという事に彼はまだ気が付いていない。

子機の口に手を当てて、リタはとてとてとユーリに走り寄ってきた。

「誰だ?」

「しらない。ユーリいますか、だって」

こんな時間に誰だろうか。
フレンもレイヴンも用があれば携帯に掛けてくるから、違うだろう。
そもそもリタが分からない筈がない。
不思議に思いながら、ユーリは子機を受け取った。

「……もしもし」

『ユーリ・ローウェルさんでしょうか?』

誰だてめぇ、と口にするのをユーリは堪えた。
知らない女性の声だ。
しかも電話の向こうはやけに騒がしい。
キャーキャーと女の悲鳴に似た声がする。

「そうですけど……」

どちらさん?とユーリが訪ねる前に、

『少々お待ち下さい』

と言われて、ほんの少し電話の向こうが静かになった。
通話口を手で押さえたのだろうか。
待てと言われたが、それも数秒で喧騒が戻り、聞き覚えのある女性の声が聞こえた。

『もしもし、ユーリ?』

「……ジュディ?」

涼やかな声は俳優仲間であるジュディスだった。

『ええ。今、電話に出たのリタちゃん?』

「あぁ、そうだよ」

『すっかり慣れたみたいね…彼女』

わざとらしく、彼女、を強調された気がする。
ついでに、ジュディスの向こうで悲鳴が上がった気がした。

「……何か用か?」

突っ込む気力が失せて、ユーリは本題に入ろうとした。
わざわざ人を介すという事は仕事関係なのだろう。

『……貴方、今テレビ付けてる?』

「いや?」

『じゃあ、付けて』

「え、何で……」

『つ、け、て』


有無を言わさない何かを感じて、ユーリは頬を引きつらせた。

「……リタ、元電付けて」

「ん」

ユーリはカロルを抱えたまま動けない為、リタにテレビのスイッチを入れて貰う。
(ローウェル家では節電の為にテレビは元スイッチを切るようにしている。使わないコンセントも抜くのが法律)
ぶぅん……と機械の起動音を立てて黒い画面が色付いていく。

奇抜な服を着たお兄さんとお姉さんが子供達と踊っていた。
朝、リタとカロルが見たままだったから、これはN○K教育テレビだろう。
こんなものを付けてどうしろというのか。

「付けたけど……」

『8番にして』

「はち……」

手元のリモコンを操作し、チャンネルを変える。
画面が切り替わり、スタジオのセットが映し出された。
中央に見知った女性と、何となく見覚えのある中年男性が座りカメラに笑顔を向けている。
リタが、「あ、ジュディスだ」と呟いた。

「……ん?」

『こんにちは、ユーリ』

テレビのスピーカーと耳元の電話、双方から同じ声が聞こえた。

「……何やってんの?」

『何って、お茶の間の人気番組の放送よ』

「生放送?」

『えぇ、勿論』

状況を把握出来ないまま、ぽかんとテレビ画面を見つめるユーリの袖をリタが引っ張った。

「テレビからユーリのこえがした」

「……え?」

『じゃあ、カモさんに代わるわね』

「は?」

ちょっと待てと言う前に、画面の向こうでは子機がジュディスから隣の中年男性に渡った。

『もしもし、初めましてー』

「あ、はい、初めまして……」

『映画の主演おめでとう!』

「ありがとうございます……」

『ジュディスちゃんとの共演なんて羨ましいねー』

「あぁ、いやぁ、ははは……」

『しかも何、彼女と同棲中なの?』

「え、いや、ちが…」

『じゃ、明日、来てくれるかな!?』

その問の答えは知っている。
元気良く、こう答えれば良いのだ。

「いいともー!」

よくねぇよ!
明日はリタとカロルと一緒に遊園地に行く約束してたのに!


翌日、ア○タ前で2人の子供を連れた人気俳優が目撃されたという。




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ネコはこたつで伸びるモンだよ!!+コメレス




明けましておめでとうございます。
今年も残すところ11ヶ月と10日ばかしです。
悔いの残らない日々を過ごしましょう。



最近、何だか、BLへの欲求が5倍希釈くらいに薄まっていまして、逆に凛々荘みたいな疑似家族への欲求が醤油と味醂1対1くらいの濃さになっています。
あまじょっぱいよー。


そんな訳で、今年も宜しくお願いします。
ところで、ネコってこたつで丸くならないよね?
1メーターくらいに伸びるよね?



追記にてコメレスです。去年の。
ぱちぱちありがとうございますm(_ _)m



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